御芋屋勝手帳

アラサー既婚サラリーマンのしがない日常話です。

冷蔵庫を買い替えた話

こんばんわ。

タイトルにもある通り、先日ついに冷蔵庫を買い替えました。

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元々使っていた冷蔵庫は、大学入学の際に父に買い与えてもらったものでした。

なので、さすがに2人共働きの生活になると、単身用の167Lの冷蔵庫ではちょっと…という場面が少なくありませんでした。

具体的に言うと、冷蔵庫が小さいから買い溜めが出来ない&作り置きもしづらい、その結果買い物に行く頻度が上がって家事の余計な時間がかかってしまっていました。

そんなこんなで我慢の限界を迎え、冷蔵庫の置き換えを決意。

私は大物家電は少し高くても目で見て買いたい派なのでネットではなく、ヨドバシへ。

9月の3連休ということもありセールしておりました。

いざ行って見たものの、冷蔵庫、各社色々ありすぎててよくわからん!!!!

一応ある程度大きさやメーカーの目星は付けていたのですが実際にお店に来ると種類がありすぎてどれが良いのやら…となってしまいました。

悩んでいると偶々、「冷蔵庫の達人」と書かれた襷をかけた店員さんが現れたので、これはチャンス!とすぐさま確保。

色々話を聞かせてもらいました。

ってなわけで前置きが長くなってしまいましたが、備忘も兼ねて冷蔵庫の選び方をまとめておきたいと思います。

1.前提条件

まず、購入に際して事前にある程度決めていた条件はこんな感じです。

 容量:400〜450L

価格帯:20万円まで

大きさ:奥行、幅ともに700mmまで

という感じですので、そこまでこれといった縛りはありませんでした。

容量は冷蔵庫の耐用年数を10年とし、10年後の家庭環境の変化を見据えて少し大きめが良いというのがありましたが、

逆に言うと、それ以外は大きすぎたり値段が高すぎなければなんでも良いと言うような状況です。

そんな感じなので電器屋に着くや否や、どれが良いのか露頭に迷います。

2.店員さん的冷蔵庫タイプの選び方

冷蔵庫の達人を捕まえたはいいものの、その条件であれば大体の冷蔵庫はお選びいただけますとのこと。

次に聞かれたのは、今後引っ越すかどうかでした。

引っ越すかどうかで扉の開け方や、大きさの決め方が変わってくるんだとか。

まず、扉の開け方に関してですが、引っ越す場合はできる限り冷蔵庫に間取りが左右されないようにした方がいいそうです。

そうなってくると、おすすめはフレンチドアと呼ばれる観音開きタイプの冷蔵庫か、片開きの場合は左右どちらも開けられるドアタイプのものがおすすめとのことでした。

ただ、どっちもドアの場合はシャープ製しか選択肢がないとのことです。

どっちもドアの特許をシャープが独占しているからだそうです。さすが、目の付け所がシャープですわ。

大きさに関しては、これもなるべく奥行きが薄いものが良いとのことでした。

薄さで比較すると、片開きドアの場合は奥行きが概ねどの機種も700mm程度。フレンチドアは概ねどの機種も少し薄めの650mmです。

我が家も当初700mmの大きさはある程度覚悟していましたが、実際問題、現状の一人暮らし用より100mm以上は出っ張って来ることになり、キッチン動線も変わってきそうでした。なので、やはり薄い方がいい。

というわけで、薄くて扉の開閉方向で縛られないフレンチドアの機種から絞り込むことになりました。

ちなみにすこしフレンチドアの方がお値段が張る…(予算の20万円から少し足が出る)とのことでしたがそこは冷蔵庫の達人さんが、がんばりますとのことでした。やはり家電を買うときは予め予算を伝えておくと、その後の値引き交渉に有利ですね。

3.各メーカーの特色

フレンチドアの冷蔵庫を買うと絞り込めたのですが、難航したのはメーカーの選定。

正直どのメーカーもどれも素晴らしかったり、足りなかったりでまさに一長一短すぎて選べない。

店員さんが国内メーカー各社の説明をしてくれましたが、一長一短すぎて全部の会社が合併して最強の冷蔵庫を作って欲しいと真剣に思いました。

以下に、それぞれのメーカーの特色を書き記していきます。

聞いた情報なのでもしかしたら齟齬があるかもしれませんのでその点はご容赦ください。

三菱電機

 

 



  【メリット】
  ・通常のチルド室に加え、切れちゃう瞬冷凍で肉や魚を冷凍できる(三菱独自)

  ・冷蔵庫の各室が独立しているため、匂い移りしにくい(三菱独自)

       ・製氷器が全て洗える(三菱独自)

  【デメリット】
  ・野菜室の実力はイマイチ

       ・製氷器を全て洗えるようにした結果、製氷器のレイアウトを横置きせざるを得ず、チルド室の面積が他社に比べて小さい

  ・切れちゃう瞬冷凍は便利そうに見える反面、肉や魚を冷凍せず食べる人には不向き&チルド室が小さいため冷凍しない人には保存しづらくなる

 という、特徴があることがわかってきました。

 個人的には電器屋に行くまでは切れちゃう瞬冷凍便利やし、三菱電機で決まり!と思っていました。

 が、たしかに言われてみれば、肉や魚を冷凍するのがあまり好きではない私にとっては宝の持ち腐れになる…。

 そうなるとチルド室を重宝しますがそうなるとチルド室が小さすぎるとのことで怪しい雲行き。

 全室独立設計の冷蔵室とか魅力は結構あるしものづくり的にはいいと思いますが、自分の使い途には少し合いませんでした。

 

パナソニック

 

 

 【メリット】

  ・はやうま冷凍は業務用冷凍庫同等の急速冷凍が出来て、冷凍性能が高い

  ・コンプレッサー配置を冷蔵室上段にしたことにより、最下段の冷凍室にコンプレッサーがないワンダフルオープンを採用

 【デメリット】

  ・はやうま冷凍は上位機種にしか設定がないため、予算オーバー

  ・下位グレードはチルド室が微凍結パーシャルになるため、凍らせなくていいものまでやや凍った状態になる

  ・ワンダフルオープンは冷凍室が多く取れる分、冷蔵室の最上段が半分潰れてる

  ・フレンチドアでも奥行きが700mmサイズになってしまうためスペース的なメリットがない

 はやうま冷凍に関しては刻んだネギでダマにならずに冷凍ができて便利そうでしたが、さすがに予算5万オーバーはしんどいのと、

 値段の張るフレンチドアにする以上は700mmの大きさにはしたくなかったため、一番最初に選択肢から消えました。。

③日立

 

実際は上記の520Lサイズで比較

 【メリット】

  ・野菜室の性能がピカイチ(野菜室がエチレンガスを分解するため1ヶ月野菜室に入れたキャベツもシャキシャキ)

  ・冷蔵室がまるごとチルドなため、チルドルームの冷蔵室内での制約がない

  ・スポット冷蔵により、温かいものが入ってきた場合、その箇所のみ冷気を強めることができる

 【デメリット】

  ・スポット冷蔵は最上位グレードにのみ設定

  ・機能が良い分、値段が予算内に収まらず…

 機能的には各社の平均点をいくであろうのが日立で、値段以外は割と理想的でした。

 ただ、こちらも予算から9万オーバーは少々キツく断念。

 野菜室の性能はピカイチですので、個人的には金額条件が合えば日立を買っていました。

 デメリットを挙げているのが金額しかない時点でお察しください。笑

東芝

 

↑実際に比較したものとは異なります

  【メリット】

  ・日立と並ぶ、野菜室に強い二代巨頭

  ・タッチセンサーで開くドア

  ・値段が他社に比較して安めの機種が多い(中国生産によりフレンチドアでも20万円を切る価格帯を実現)

     【デメリット】

  ・IoTを意識しすぎた結果冷蔵庫前面にUSBポートがある(人によってはメリットともとれる)

       ・冷凍室が少し小さい

       ・他社に比べて匂い系の機能が弱い

 東芝は価格優位性がすごく、かつ野菜室のブランド力もありますので、最後まで選択肢に残るメーカーでした。

 タッチで開くドアやドアパネルに操作ボタンが浮き出て来るのもカッコよかったです。

⑤シャープ

 

 

  【メリット】

  ・冷凍室が同容量機種では最大クラスのメガフリーザ

  ・プラズマクラスターによる圧倒的消臭力

  ・野菜の甘みを引き出す雪下での保存からヒントを得た野菜室

  ・クラス最薄の630mmの奥行き

   【デメリット】

  ・デザイン性に振りすぎた結果ドアの取っ手の木目調パネルが賛否両論(個人的には好き)

       ・東芝とシャープのみ国内製造ではない(タイ生産)

       ・IoT機能に振りすぎた結果冷蔵庫が喋る(個人的には好き)

   前任の冷蔵庫で常に冷凍室をパンパンにさせていた身としては冷凍室が大きいのは大変嬉しいです。

 パナソニックは冷蔵室上段を犠牲にして冷凍室の容量を確保している一方、冷蔵室上段を犠牲にせずとも大きな冷凍室があるのはとても便利。

 野菜室の構造原理自体は日立と似ているため意外と良いと言う点も個人的にはよかったです。

4.最終結

 最後まで悩んだのは、三菱、東芝、シャープという結果になりました。

 機能単純比較では間違いなく日立でしたが、前述の通り予算オーバーで選択肢から外れました。

 パナソニックはサイズと価格で個人的には一番ナシでした。

 当初の大本命三菱は性能や発想はいいものの、切れちゃう瞬冷凍をあまり使わなさそうな普段の使い方やチルド室の小ささで除外。

 結局は、東芝とシャープで最後まで悩みました。

 が、デザインの色味やクラス最薄のコンパクトさ、冷蔵庫内が食材の匂いで満たされる独特の匂いをプラズマクラスターが解消してくれる点で軍配はシャープに上がりました。

 地味に、シャープの、半ドアになっていると自動で閉まるオートクローズ機能がついた冷蔵室ドアも良かったです。

 あとは値段の交渉になりますが、こちらも値引き率がシャープのほうがお得でした。

 シャープに関しては当日の店頭価格が23万円だったのですが、達人の交渉の結果、なんと4万値引きの19万に…。

 東芝は当日の店頭価格が20.5万で値引いても18.5万とのこと。

 予算内に収まって差も5千円となると、シャープでいいかとなり、シャープを購入!
 さらにシャープだと、選べるグルメギフトが5千円分付くので、実質トントンでした笑

 さらにポイント10パー還元と、百合子からの東京ゼロエミポイントでもらえる1.3万円分の商品券を合わせると、余裕の予算内で買えちゃって大満足のお買い物でした。

 

配送、もスピーディーで買った翌々日には冷蔵庫が到着。

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これが…

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こうなりました!